イメージのまんま




まぁ、聞いてください。
The Techniquesの名曲「Queen Majesty」


最近、またReggaeにはまってます。

それで、昔は欲しかったけど金なくて買えなかった7"レコードを衝動買いしてます。

それにしても、ヤフオクで取引しているとわかりますが、個人間の取引です。
売る側も買う側も性格的なものが目立ちます。

特にReggae好きはだらしない。
落札しても、取引連絡こないし、お金振り込んでもなかなか発送しない。

Reggaeの市民権が低いのはこうしたモラルの低さが問題なんでしょうな。
まぁ、本場のジャメイカンも酷そうですが…。

Reggaeはパクリの文化です。

そもそも、御存じのとおり、Reggaeはロックステディから発生し、さかのぼればスカとかメントとかカリプソとか…

しかも、それら自体もアフリカ音楽を主軸に西洋音楽や同じ黒人でもアメリカで発展したブルースやロックに影響され出来上がったものなのです。

それでもって完成したReggaeが、時代を経てマイクパフォーマンスとか下品さを切磋琢磨し、アメリカのヒップホップに影響を与えたぐらいにして…
それが、逆輸入されてさらに汚い今のReggaeを育て上げたわけですな。

加えて、ヴァージョンという概念があって、いわゆるカラオケみたいなもんですが、日本のカラオケのような歌を誘導するメロディみたいなのは希薄です。

このため、一つのヴァージョンにのせて複数の歌を発表することができるのです。

そのヴァージョンでも有名なものには「○○リディム」なんていう名前が付けられます。

「Diseases Riddim」
オリジナルがMichigan & Smiley - Diseases

Josey Wales - Let Go Mi Hand

Nicodemus - Bone man connection

Cocoa Tea - Lost my Sonia

Yellowman - Zungguzungguguzungguzeng

※僕はこのリディムが一番好き。なんて汎用性があるんじゃ。

ジャマイカには日本で言うレコード会社みたいなのが的屋レベルで存在して、それらをサウンド・システムというのですが、そのサウンド・システムが群雄割拠の中、他を抜きんでるために独自のリディムを持つようになり、それをダブ・プレートと呼ぶようになります。

ということで、こうしたやりかたがジャマイカでは常識なのです。
だからパクリという言葉が適切なのか、リサイクルという言葉が適切なのかはわかりませんが、違和感なく受容されているのです。

そんな省エネで、洗練されていないところが愛おしい。

冒頭で紹介した。
The Techniquesの「Queen Majesty」
も実はパクリ…もといカヴァー

アメリカのDoo Wopグループ
The Impressions - Minstrel and Queen

先日紹介したJohn Holtの「Love I Can Feel」もDoo Wopのカヴァーでした。

僕のReggae、Doo Wop好きは根本の好みが繋がっているんでしょうね。

僕は好きじゃないけど、世界的にヒットしたこの曲もパクリ
Inner Circle - Games People Play


Inner Circleより前に、この曲をパクッたのが
Bob Andy - Games People Play


そして、オリジナルが
Joe South - Games People Play


こうして、世界中のヒット曲をReggaeはパクルのですが、花開くの極一部。

もちろん、内部のパクリも数多。
これはロックステディですが
Delroy Wilson - Won't You Come Home


このオリジナルが
The Conquerors - Won't you come home

なんじゃこりゃ。



今更、John Holtを悼む




昨年10月ごろだったでしょうか
レゲエ界の重鎮 John Holtが亡くなりました。

11月ぐらいになって、僕はそれを知りましたが。
手がワナワナと震えました。

この日記で幾度、ジョン・ホルトが好きと繰り返したでしょうか。

特に好きなのが名曲「A Love I Can Feel」


「感じられる愛が欲しいんだ。」という男心くすぐる歌詞。
ただ、これはカバー
だいぶ改変されているけれど、オリジナルはThe Temptationsの「I Want A Love I Can See」


こっちは「わかる愛が欲しいんだ。」なんですね。

ちなみに、上のスタジオ・ワン・レーベルのそれもいいですが
僕はヘンリー"ジョンジョ"ロウズがプロデュースしたヴォルケーノ・レーベル版の方が色気があってすきです。

聞き比べるとよろしい。

そのほか、ジョン・ホルトには数々の名曲があり、代表作は次のとおり

Stick By Me

Stealing

Police in Helicopter

愛と大麻まみれ

それはそうと
ジョン・ホルトを語るにはソロデビュー前に属していた
The Paragonsを抜きに語れない。

パラゴンズと言えば
Tide is high


といっても、全世界的にパラゴンズよりBlondie

のそれの方が有名だと思う。

ただ、ブロンディ版…ブロンディは嫌いじゃないですが、この時代の音ってチープですよね。しかも、レゲエのようなカリブの陽気な歌みたいな感じの曲だと余計にそれが目立って、正直好きじゃありません。

電子音楽の安っぽさがレゲエに輸入されるのは、Sleng Teng Riddimが開発された1985年以降加速したそうですが
やっぱり、僕は初期のレゲエとかロックステディの時代の土臭くて豪華な演奏が好き。

そんな感じで思い入れたっぷりに聞いていたら、何故か涙が頬をつたいました。
故人に対する思いか?

いや、違う。僕の中の問題だ。

なんか、過去から引きずってきた何かに区切りがついたね。
僕の青春が終わった気がしました。

既に過去の栄光しか残っていない人だったのかもしれないし
今、活動していても僕はきっと見向きもしなかった。

それでも、やっぱり残念。今更ながらにね。

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