東京回顧録 第1回




予定どおり東京にいってきました。
色々ありすぎましたが、それを回顧してみようかと思います。

\草でストリップをみる

有名なロック座にいってきました。
初体験でしたが…ありゃ、いいものです。

今までは偏見ですが、東陽片岡のマンガに登場するような…
競馬新聞を小ワキに挟んた薄汚いオッサン達が、タバコをもくりながら鼻の下伸ばして鑑賞する娯楽とばかり思ってました。

それがなんと意外にも女性に対して、○んこ(門戸)が開かれた環境でした。

入場料は男性が5,000円であるに対し、女性は3,000円。
そう、レディース割が存在するのです。
これならフェミニストも四の五の言わないだろうね。たぶん。

ただ、実際はオッサンばかりで、興味本意の女性客が数人。
空気は正直、中学生の部屋並みに臭いです。

公演は一回2時間程で一度金を払えば開店から閉店まで居座れます。
ただ、同じメンバーの演者が繰り返し出演しますがね。

ショーはエロチック&アーティスティック

彼の有名なクレイジーホースを彷彿とさせる(行ったことないけど…)優雅さがありました。

こりゃ女性が見ても楽しめるはずです。

さて、ここからが本題です。
ショー自体は文句なしに素晴らしいのですが、それ以上に感動したのが常連客のコーポレーション

まず、店の入り口に立ってみてください。
「○○様 ファン一同」と書かれた花輪がずらり並んでいることに気づくでしょう。
その時点で、わら…いや、心打たれる何かを感じるでしょう。みんなが真面目なんです。

次に気づくのが、ショーの最中に幾度と繰り返されるリボン(紙テープ?)投げ
演者の女の子の踊りとBGMの最高に…本当に最高にキリのいいタイミングで蜘蛛の糸のようにリボンが投げ放たれます。

同店のブログを確認する限りBGMは珍佐清って人が担当してるみたいですが、選曲センスは最高に素晴らしい。

のですが、客層から言うとオッサン達が普段は絶対に聞かないであろうブラックミュージックであったり、中にはボリウッドなんかもあったり、間違いなく文化圏外の曲が選ばれているのです。実際、僕も知らない曲ばかり。

それなのに、ファンのオッサンはあれだけタイミングよくリボンを投げるんだもんなぁ。すごいよ。
きっと、ポップンミュージックとか上手いんだろうな。なんて、感心しちゃいました。

しかも、リボンを投げて、リボンの先が放物線を描きながらステージに着地するか…というタイミングでシュシュッと引き戻すんです。

だから、一見、ショーの邪魔に思えますが、一つも邪魔してないんですね。

僕は勘付きました。
あれはカメレオンの動作です。
最近流行の生物工学に基づく研究の成す術といっていいでしょう。


次に、女の子はステージから花道へと進んで、その先端で脱衣します。

そう、秘仏が御開帳されるのです。
そのタイミングで満場一致の拍手です。これは僕でもわかりました。

一通り花道の先端で演じると一演者の制限時間がきます。
女の子は引き返して帰っていきます。

ここで注目。
この振り返ってステージに戻る去り際の瞬間。
タイミングを見計らってファンが駆け寄ります。
そして、花束やら紙袋(貢物)が手渡されるのです。

この進行を邪魔しないスムーズな流れたるや…もう!

また、決して女の子に触れないどころか、間近でやらしく舐めまわすかのように体を眺めることもなく…ただ、嬉しそうに目だけを見つめて、プレゼントを捧げる様…これは感動です。
まいった、こりゃ本物の紳士ですね。

紳士たちは自分たちの役割を終えると、自席(ほぼ専用席)に戻ります。

そして、おそらく仲間と思われる他のファンへ嬉しそうに極手短に語りかけます。

たぶん、「俺、やったったよ。なっ!」みたいに、自分の勇姿を報告しているのでしょう。

それに対し、友人は「あぁ…。」みたいな生返事をします。
だって、みんなショーに夢中ですから。
そんな、社会で言うところの冷たい反応にいささかも憤怒せず、紳士は再びステージに目を向けます。

何故なら、次の演者がでてくるのだから。

このような感じで、ショーはファンによって支えられています。

もし、ファンのお節介とも言えるリボン投げがなかったら、ショーは一体どうなったのだろうか。
劇場が用意した紙ふぶきですか?
そんなの後始末が大変です。
次の公演までの短い間に処理しきれる訳がない。

リボンは最高に省エネで、始末の良い演出なのです。
ただ、マンパワーを要します。
だからこそ、ショーは劇場だけでは成しえないのですね。

証拠に、公演の合間の短い時間に劇場の壁際では、リボン投げ担当ファンがミニルーターを改造した手製のリボン巻機でリボンロールを作っていました。
そうやって次の講演の準備をしているのですね。

正直、こうしたファンがいることは風の噂で知っていました。
ただ、なんだかんだ言ったって、エロ目的には変わりないんだろと思ってました。

違いましたね。いやー違いましたね。

あなたは柔道女子オリンピック代表を目の当たりにして、上四方固めでおちんちんチュパチュパして欲しいと思いますか?

きっと、人によっては思うかもしれないけど…
たいていは純粋な憧憬の思いが先立ちますよね。
それと同じなんです。きっと…

だから、ここで謝罪したい。
悪りーね悪りーねワリーネ・デートリッヒ(―小松政夫)

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